中国で商品を買うとまず、輸入代行会社までの送料がかかります。日本で言えば東京に輸入代行会社があって、北海道のお店から商品を買えば、東京までの送料がかかるのと同じです。
しかも中国は広いので、案外かかる場合もありますが、送料無料のお店もあります。仕入れの量が増えてくれば、安くなりやすいです。
中国輸入の国内送料:タオバオ
タオバオの国内送料は、赤枠の部分に書いています。
ここで使う予定の輸入代行会社がある地域を選びます。
北京を選んだら無料でした
青海を選んだら6元でした
このように輸入代行会社の場所によって違いますが、そこまで気にする額ではないです。輸入代行会社によって、送料を安くしてくれるように交渉してくれる会社もあります。
中国輸入の国内送料:アリババ
アリババの国内送料は赤枠の「物流」の項目です。
赤枠をクリックすると、地域を選べます。お使いの輸入代行業者の地域を選択しましょう。
地域を選ぶと、金額が表示されます。
輸入代行会社から近いお店なら2日ほどで届きますが、遠い場合は5日程かかる場合もあります。東京と大阪間が約600kmなのに対し、上海と北京間で1300kmなので遠いと、それくらいかかるのです。
中国輸入の国内送料の仕組み
タオバオやアリババは商品を売っているお店、もしくは、製造している工場です。もちろん商品は、タオバオ・アリババの会社が保管しています。
商品ごとに別々に日本に送ってしまうと、国際送料がとても高額になってしまうのと、そもそも、普通の日本人は、タオバオ・アリババから商品を購入できませんから、輸入代行業者へ一度全ての商品を送り、まとめて日本に送ってもらいます。
中国輸入の国内送料は交渉で値引き・送料無料が可能
中国輸入の国内送料は、かなりの確率で値引き、もしくは、送料を無料にすることができます。購入する商品が多ければ多いほどです。
ただし、少し管理しにくい面もあります。前回は無料にしてくれたのに、今回は5元払ってくれと言われたり、お店の気分次第、担当者次第という側面が有ります。
また、先程解説したように、お店に送料が記載されているのですが、こちらも適当な場合があって、大きくは違いませんが、多少の差が出てきます。
ですから、実際の仕入れ金額から、送料無料・値引きが可能なのかを予想するのが最もスタンダードです。弊社の中国支店の社員の感覚値です。
・商品代金100元以上 = 無料
・商品代金 50元以上 = 5割の確率で無料
この数字が現実的なのですが、厄介なのが、中国輸入代行業者は「無料になっても、正規の値段で請求する」ことが多いのです。と、いうよりも「中国輸入の国内送料での儲け」も大事な利益の源なのです。
ですから、余程、親切な代行業者以外は、ぼったくられる認識はしておきましょう。これが嫌なら、自分で管理できるような体制を作ることが大切です。しかし、簡単ではないですから、必要経費と割り切るのも、初めのうちは手です。
中国輸入の国内送料の計算
結論ですが、中国輸入の国内送料は、利益計算の時点で、そこまで真剣に考慮しないことが手っ取り早いです。といいますのも、中国輸入の国内送料が原因で赤字になってしまうなど、利益を圧迫されてしまうことは、あまり考えにくいからです。
中国輸入代行業者の見積金額確認時点で考慮するぐらいが丁度いいです。感覚値ですが、5万円の仕入れをしても、500円ぐらいしかかからないことが多いです。
一つだけ、注意して欲しい点は「タオバオ・アリババのお店が意図的に送料でぼったくろうとしている」場合です。タオバオ・アリババでの商品検索ページで、商品価格をとても安く、激安販売しながら、実は送料が高額でそちらで儲けを出すようなお店もあります。
信頼を傷つけるので、そこまで多くはないのですが、他のお店と比べて安すぎる商品などは、気をつけたほうがいいかもしれません。
確認方法は、商品ページに記載の国内送料よりも、中国輸入代行業者からの見積もりをざっと見て、利益を圧迫するほどの国内送料が記載されてあれば、中国輸入代行業者へキャンセル、もしくは、別店舗での買付をお願いしましょう。
関連動画 おまけ
https://youtu.be/WAFygZJieQ4