ハンドバッグの卸業です。
私がデザインしましたオリジナルバッグを中国の広州、東莞、珠海の提携工場にて
製造、輸入して問屋へ卸しております。
100%OEM商品で、自社ブランド By & By, 紫山(Shizan)で販売しております。
オリジナル商品はどのようにして作るのか。
私の場合は、まず、提携工場の見つけ方はHKTDCの母体、香港貿易発展局主催の展示会(世界相手の大きな展示会です)に行って、展示している商品が自社に合うメーカーを見つける。または
香港貿易発展局から送られてくる雑誌 [fashion leather goods & bags]からメーカーを選び、先ず、そのメーカーの商品のセンス、仕上げ技術の良否、そのメーカーの販売先マーケットをチェックします。(アメリカがメインの輸出先にしているメーカーは安価であるがミニマムが大きく、日本のマーケットには馴染まないですので)。
次いで、そのメーカーの新商品の中から我社の得意先に売れそうな商品を選び出し、それをヒントに素材の選定、型、サイズ、色等をアレンジして、オリジナル商品を考えてサンプル依頼します。
或いは、付き合いの長いメーカーの場合は、工場の社長と広州の素材市場へ行って、新素材(革、合皮、布等)を探します。素材選定後、型、色、サイズ等考え、スケッチや型写真を添えてサンプルを依頼します。
最初のサンプルが出来上がったら、指示通りに出来ているか(大概 100%指示した通りにはできていない。)、指示通りできていても、変更の必要があれば再度サンプルリメイクの依頼、修正サンプルが O.K.なら、当社の場合は問屋相手の展示会に飾って、お客様の反応を見て、其のうえで中国のメーカーに発注します。その場合、本生産にかかる前に、
必ずアプローバルサンプル(承認サンプル)を送らせて最終チェックして、本生産に向けてGo サインを出します。
当社の場合は、高額バッグですので、このような手順を踏んでOEM商品をつくります。
問屋へ販売後、インターネット販売 (netsea , amazon, yahoo)にて販売します。
おもしろいことに、新サンプルの指示書が出来ると、企画により、どこの工場に頼むかを考えますが、時として、2つのメーカーに同じ指示書を送ることがあります(価格を比べるため)。
ところが、仕上がってくる最初のサンプルが全く違ったバッグであがってくることがあります。なぜこんなバッグになるのと首をかしげることがあります。でも最終的には思い通りのサンプルを作ってくれますので、長く大事に取引しておりますと安心ですが。