思考法

利益最大化は所有しないことでリスクを減らし、 特化していくこと。

『利益最大化は所有しないことでリスクを減らし、 特化していくこと。』

おはようございます。早志です。

星野リゾートって、よく一度は泊まってみたいホテルということで、
旅行会社に勤めていた時も、先輩社員が熱く語っていたのを
今でも、覚えています。

海外に興味があった私は、それまで、日本のホテル、
旅館にはあまり興味がなかったのですが、

その先輩があまりにも熱く語られるので、
そんなにすごいホテルなのかと、
そこから星野リゾートに興味を持つようになりました。

まだ実際に泊まったことはないのですが、
いつかは泊まってみたいホテルの一つです。

ホテル自体も勿論すごいのですが、
私は、そのビジネスモルを聞いたときに、
なんて面白い会社なんだと思いました。

他のホテルと大きく違う理由。

一番大きく違う点は、
ホテルの所有者と、運営会社が異なっている。
という点です。

もともとは、ホテルも所有していて、運営もやっている
会社だったのですが、

バブル経済が崩壊したのを機に、運営と所有を分離する
というスタイルに変わったのだそうです。

供給過剰だった状態で、新しく施設を作るということは、
リスクだと感じていた星野さん。
そこで運営専門会社として始めたことで、
業績が良くなり仕事が増えていったといいます。

分離することで一体、どんなメリットが
あるのでしょうか。

リゾートの業績が良くなったら、
一番儲かるのは、オーナーや投資家。

ではなぜ運営専門としてやるのか。
儲かるのはオーナー、投資家ですが、
固定フィーをもらうという方法なので、
安定しているという点がメリットのようです。

100年以上続く星野温泉旅館。
伝統ある老舗旅館。先代の残してきたものを
あえて守らないという選択にはどのような意味があるのか。

それは、星野さんの考え方は、
経営者の仕事は、今までの取り組みを守る
ことが仕事なのではなく、新しい環境に合わせて生き残ることが、
仕事だと考えているからのようです。

100年後も生き残ることができる方法を考えたときに、
運営特化が一番良いという判断だとなったようです。

伝統を守るために、100年後も生き残れるか
考えたときに、あえて今まで築きあげてきたものを
変えていく。

時にはそうした、大きな決断も
日々変わり続けていく、この世界で、
生き残っていくためには必要なこと。

所有しないことでリスクを減らして、
何かに特化していく。

業種は異なりますが、
物販にもあてはまることだなと感じました。

 

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